社畜マインドから逃れる為に~会社以外に居場所をつくる~

 

 

こんにちは、勇者おでいぶです。

 

僕は現在ランサーズというクラウドソーシングサービスで記事の執筆案件を受注しながらブログを書き、会社に依存しない個人の生き方を追求しています。

 

新卒で入った銀行を辞めたのは、入行してから1年が経った頃でした。

 

僕の母は「いい大学に入っていい企業に就職、定年まで会社に尽くして安定した給料をもらうのが幸せな人生だ」という前時代的な価値観の持ち主だったので、当然ものすごい勢いで反対されました。

 

実際僕もそんな母の教育通りに進学校、有名大学に進学し、周りの多くの人間がそうするように就活して銀行に入りました。

 

会社員以外の生き方を知らなかったのです。

 

おそらく多くの方は「新卒で入った会社を辞めたら人生終わる」だとか「会社に所属してない人間はろくでもないやつだ」などという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

親や上司の年代は、「会社の為に自己犠牲で尽くすのが美徳」という価値観を持っている方が非常に多いです。

 

彼らのアドバイスや教育を長い間受けていると、いつの間にか自分も似たような価値観を持つようになります。

だから例え死にたくなるほど辛くても、あるいは人生を賭けてやりたいことがあっても「会社辞めたらヤベェwww」と自らブレーキをかけてまた奴隷の様な人生に戻ってしまいます。

 

1つの居場所に依存するのは危険!

会社では上司の考え方、家では親の価値観を押し付けられます。

だから会社にしか居場所が無い人は「会社に尽くすことが美徳」という上司の考え方にモロに影響をうけます。

したがって会社と家の往復で毎日が終わってしまう会社員は、考え方が偏りやすい。

 

入社したては、「会社が全てじゃない!自分の人生を充実させたい!」と思っていても、毎日上司に叱られ、価値観を押し付けられていれば、いつの間にか自分も「社畜マインド」の持ち主になっているのです。

 

「会社に滅私奉公するのがデキる社会人」と無意識に考えるようになります。

 

会社という居場所しかない為、そこでしか通用しない考え方に縛られるようになってしまいます。

 

会社以外の居場所をつくる

 

そこで提案したいのが、会社以外に多くの居場所をつくることです。

 

僕も就活を始める前までは、「大企業に勤めて、安定した給料をもらうのが幸せだ」と考えていました。

親にも学校の先生にもそう教わっていたし、周囲の友達も皆そう考えていました。

 

だから就活で社畜アレルギーを感じるまでは「会社に尽くす人生」が当たり前だとおもっていました。

就活を進めていく上で、会社員という生き方に全く魅力を感じなかったこともありますが、SNSで知り合った友人に誘われてオフ会に参加したことも、「会社員人生こそ幸せ」という価値観を見直す上で大変有効でした。

 

そのオフ会では職種を問わず、20~30歳の人が月に一度程集まって飲み会を行っていました。

そのころ僕は会社員という生き方に疑問を覚えながらもレールから外れる勇気がなく、嫌々会社に勤めていました。

 

オフ会のメンバーは同じように、生活費の為に嫌々勤めているサラリーマンが殆どで、皆将来や生き方に対する不安を持っており、愚痴をこぼしていました。

 

そんな中で自分の仕事が楽しくてたまらない!という男性がいました。

彼はラーメン屋の店長。

週に2回、家に帰らずに仕事をすることもある彼は、僕たちの中で最も激務をこなしているはずなのに、全く悲壮感はなく、仕事も人生も楽しんでいました。

彼にとってラーメン屋の店長は長年の夢だったそうです。

 

僕が言っていた大学や友達の間で飲食店の従業員は「底辺乙www

などと馬鹿にされていました。

給料の安い飲食店で働くことは、幸福とは最もかけ離れたことだと、そう思っていました。

 

それがどうでしょうか。

オフ会では僕らサラリーマンがそろって毎日に絶望していたのに、最も忙しく給料も少ないはずの彼が人生に希望をもって楽しく働いていたのです。

 

飲食の何が底辺なものか。底辺は自分の意志ももたず会社の為に尽くすだけで人生を終えるかもしれない僕たちのことだ

 

と思いました。

 

周囲の意見に流されず、自分の意志に正直に人生の選択をした彼は、僕らの中で最も豊かな人生を楽しんでいました。

 

オフ会という「会社以外の居場所」を見つけたことで、自分の意志で生きているラーメン屋と出会ったことで、「会社に尽くす」以外の人生観を知ることができました。

あの時会社以外の居場所をつくっていなかったら、今ごろ「会社はつらくて当たり前だ」、「給料は我慢代」などと社畜マインドに侵され、立派な奴隷Aに出来上がっていたかもしれません。

 

自分らしくある為に居場所をつくる

「他人の人生観を知る」という以外にも居場所を沢山もつことのメリットはあります。

 

もしあなたが会社員としての一生を選んだとしても、他に居場所をつくることで幾分か「自分らしく仕事をする」ことができます。

会社員として出世していく人生を考えているのなら、どうしても消極的な働き方になってしまいがちです。

出世できるかどうかは上司からの評価と好感度次第。

だから上司にとって都合の良い、波風を立てない社員が出世しやすい傾向にあります。

 

社員はそれを知っているので、意見があっても積極的に主張せず、理不尽な要求に対しても自分を押し殺して従います。

 

積極的に自分を出して仕事ができないのは「会社だけに依存しているから」です。

会社という居場所、もしくは会社でのステータスに依存しているので、それを失うことを極端に恐れ、自分の意志を主張することができなくなります。

 

会社以外にも心安らぐ居場所。

社会人サークルでもオフ会でも構いません。

「万が一会社員としての立場が危うくなっても僕には他に居場所がある!」

と思うことで、積極的に自分の考え方を主張でき、自分らしく仕事をすることができます。

 

仮に会社員のステータスを失ったとしても、そこでの出会いが次の仕事選びに役立つかもしれません。

 

脱・会社依存

会社以外の居場所を見つけることで

1. 自分の人生観・考え方を見直せる

2. 自分を積極的に出して仕事ができる

という大きなメリットがあることを説明しました。

新しいコミュニティに突っ込んでいくことは勇気がいりますが、人生を考え直し、大きく左右する貴重な機会になります。

 

一つの世界に依存すると、そこに依存してしまい、居場所をなくすことを恐れて臆病な人間になる上、自分の意志を失う事にもなりかねません。

 

会社依存から脱却して自分を取り戻しませんか?