親に退職を反対されたら

 

 

こんにちは、勇者おでいぶです。

 

僕は現在新卒で入行した銀行を1年という神速で退職し、駆け出しフリーランスとして活動しています。

 

僕が退職した銀行は1年半で20%以上が会社を辞めていました。

そこそこの退職率を誇るうんこ会社です。

僕を含め、退職した仲間が口を揃えて言うのは「勇気を出して退職してよかった」ということ。

そして「退職する際には親に猛反対された」という事です。

 

僕も「会社を辞めてフリーランスになりたい」と親に相談した時は猛反対されましたし「あなたの考え方は間違っている」、「育て方を間違えた」などと言われたりしました。

 

というか現在も事あるごとに、「会社に依存しない生き方や働き方」を否定してきます。

 

 

何故子供の退職を許さないのか。

何故親は子供が会社を辞めることを頑なに否定するのでしょうか。

 

「子供の将来を心配しているから」

 

というのが大多数の意見でしょう。

たしかに我が子を案じる親の気持ちはわかります。

 

親の世代が若かった頃は、良い大学、良い会社に入って、生涯その会社に尽くすことが美徳とされていました。

当時は終身雇用が当たり前だったので、会社もその見返りに労働者が定年まで裕福な生活をできるだけの給料を支払っていました。

 

そんな時代において「会社にすがり付けば安泰だ」→「会社を辞めたらアカン」と考えるのは無理もありません。親の世代の価値観ではそれが当たり前です。

 

「会社にすがりつけば安泰」の時代は終わった

しかし生活できるギリギリの賃金しかもらえない会社員が多く、終身雇用も崩壊した現在、そして未来において「会社に所属していれば安泰だ」などと言う理屈は時代遅れになっています。

親の世代では最も安泰だと思われていた銀行が、現代ではAI、仮想通貨の発達によって窮地に立たされています。

 

「子供が心配だ」という親の心配は本心かもしれませんが、目まぐるしく変化している現代において「会社にいれば安泰」という常識が正しいとは言えません。

 

親が子を心配する気持ちは本当でも、親の意見がこの時代において正しいとは限りません。

 

 

心配なのは「できそこない」の親族をもつ自分?

 

日本は肩書や社会的地位を重視する社会です。

自分の肩書のみならず、家族の肩書も以上なほど気にしてしまいます。

 

良い大学、良い会社というレールから外れた人間は「できそこない」のレッテルを貼られてしまいます。

 

これは一部の話ですが、ママ友の間では夫や子供の社会的地位(学歴や会社の規模、または役職)の上下で競い、マウントを取り合うなんてこともあるようです。

 

彼らにとっては家族が正社員という社会的地位を捨てることが耐えがたい苦痛なのかもしれません。

「正社員でなければ人間としてどこか劣っている」という価値観を強く持っている親世代にとって、組織に属していない子供を持つことは、体裁を保つ上で一大事なのです。

 

全員がそうではないですが、子供の将来よりも自分の体裁を心配してしまう親も少なからずいるのではないでしょうか。

 

 

会社員であることのリスクもある

正社員を辞めた場合のリスクを気にしてしまうのはわかりますが、会社員を続けることのリスクもあります。多くの親御さんは子供の社会的地位を案じて退職に反対しますが、社員であり続けることのデメリットには気付きません。

 

やりたくもない仕事を定年まで毎日し続けるストレス、一度しかない人生の大切な時間を会社に売り続けるストレス、夢や好きなことをあきらめて会社に従属するストレスは、働いている本人にしかわかりません。

会社員であり続けることで感じる疲労や精神的ダメージは本人にしかわかりません。

 

自分で限界だと感じているのに、事情を知らない親に退職の許可をもらうのもおかしな話ですよね。

 

他人に許可を求めるのは日本人の国民性

日本人は集団や和を重んじるように教育されています。

その為に集団においてより地位の高い人間に従う事。上の人間に反論しないことを教育の過程で叩き込まれます。

 

学校では先生に従い、会社では上司に従い、家庭では親に従う。

 

自分で納得し、賛同した上で従うなら良いですが、意見が異なっても無条件で上に従ってしまうようになります。

 

「上司(又は親)が言うことなのだから間違いない」

 

そんな思考停止状態になってしまいます。

 

だから重要な決断をするときは自分一人でできず、親や上司等、自分より立場の上の人間に許可を求めずにはいられないのです。

 

 

人生の責任を負う

親に許可を求めてしまうのは

 

「自分の決断に責任をもちたくないから」

 

というのも原因の一つにあると思います。

 

重要な決断をするときに他人に許可を求めることで、その決断が間違っていたとわかっても、

「親がいってたから…」

「上司がそういったから…」

 

と責任逃れの逃げ道を残してしまうのです。

 

会社ならミスをしても上司が一緒に責任を取ってくれるかもしれませんが、人生の責任は誰も取ってくれません。

 

「親が辞めてはいけない」といったから定年まで同じ会社に勤めたとしましょう。

定年後、それがつまらない人生だったと後悔しても、時間が戻るわけでも親が責任を取ってくれるわけでもありません。

 

人生の決断は自分にしかできませんし、その責任も自分にしか負えません

 

でもそれこそが自分の人生を生きるという事なのだと思います。

 

 

最悪、事後報告でもよい

 

僕の親もそうですが、「いい学校をでて、いい会社に入り出世するのが男の幸福」という古い価値観をお持ちの親御さんは多いと思います。

 

そのような場合「会社を辞めたい」と言っても大喧嘩になる可能性が高いです。

一刻も早く会社を辞めたい状況なら、何日も親を説得するのに使うのは無駄に消耗します。

 

だったら最悪先に会社に退職の意志を伝えるのもアリだと思います。

退職願いを出した後ならもう親が反発したところで結果は変わらないですし、諦めてくれるでしょう。

僕は先に伝えて大ゲンカしました。

 

自分の人生は自分で守る

「会社を辞めたらとんでもないことになる」と思い込んでる人が多いですが、大したことありません。

身を置き続けることのほうがはるかに「とんでもない」と僕は考えます。

 

定年後に「つまらん人生だった」、「会社の為の人生だった」と気付いても時間は戻りません。

 

自分の将来は自分で守る。

 

その為に勇者おでいぶは今日も勉強して遊んで記事かいてオ〇ニーして寝るのだ。

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